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個人住宅 M邸
Private house  House M

東京都内の角地に建つ個人住宅。

住宅やマンションが立ち並ぶエリアでありながら、外部環境に左右されず安心して生活が送れるように、プライバシーをしっかりと確保しつつ、優しい光に包まれた風通しのいい住宅を計画した。

 

定期的に来客があるため、1階をおもてなし空間のリビングとキッチンとし、2階にプライバシーが必要とされる寝室や浴室等を配置した。

ふんだんに木材を使用することで温かみのある空間とし、高い天井により住宅地でも一階に自然光が差し込み、快適な環境で過ごせるように配慮した。

高級注文住宅

リビング。隣地の樹木が借景となるように計画した。​

高級注文住宅

キッチンからテラスと庭を見る。庭の先の塀まで一体的なプライベート空間として感じられるように計画した。

高級注文住宅

壁面収納。道路側の外壁沿いは目線の高さに窓は設けず、全て収納スペースとした。

高級注文住宅

2階寝室。プライベート性の高い2階では開口部を抑え、落ち着きのある室内環境となるように計画した。

高級注文住宅

脱衣室から浴室を見る。浴室の奥にはインナーテラスがあり、プライベート性と採光を両立した。

高級注文住宅

脱衣室の手前に位置する洗面所。

高級注文住宅

庭は敷地の一般的な南側配置ではく、南北に長い形状を配置した。これにより敷地北側の奥まで明るく照らされ、明るい庭を介してリビングに光を引き込むように計画した。

高級注文住宅

1階を堅牢な鉄筋コンクリート造、2階を軽量な木造とし、その中間部に高体力の制振部材を設けることで、耐震性の高い住宅とした。

リビング上部の床構造は木材を敷き並べたDLT(木ダボ接合積層材)を採用することで、一般的な構造に比べて薄型の大スパン構造となり、高さ制限や斜線制限が厳しい住宅地の中でも、天井高さをより確保することが可能となった

高級注文住宅

中間部の制振部材。

高級注文住宅

南側外観。一階部分は歩行者や自動車からの視線や騒音を遮断するため、鉄筋コンクリート部分には開口部を設けていない。中間部の高窓より通風と採光を確保する計画とした。2階外壁は耐候性の高い飫肥杉を使用。

高級注文住宅

個人住宅 "M邸"

竣工年 :2021年

所在地 :東京都

敷地面積:203㎡

​延床面積:213㎡

用途  :個人住宅

構造  :RC造一部木造

階数  :2階

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構造設計:宮田構造設計事務所、加藤構造計画事務所

​撮影  :小野寺宗貴

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